特集

まちなかの古民家を減築&リノベ。「デイサービスゆるり」の心地よい空間を支える、家具コーディネートの舞台裏
建物が完成し、いよいよ開業準備へ——。
今回は、まちなかの古民家を減築リノベーションして誕生した「デイサービス ゆるり」さんの事例をご紹介します。
施設で過ごす方々が「自分らしく、快適に」過ごせるように。それぞれのシーンに合わせた家具選びやオーダー品の製作等をお手伝いさせていただきました。
□ 会話が弾む仕掛けのある「大きなダイニングテーブル」
食事やレクリエーションの場となるのは、5人でゆったり囲める大型のテーブルです。みんなで集まったときに自然と会話が弾むようなサイズ感にこだわりました。
さらに「杖置きやかばん掛けが欲しい」というオーナー様のご要望にも対応。既にデイサービス事業を行われている経験に基づくリクエストは、私達にとって、とても大切なお声です。こうして、既製品では実現しづらい細やかな工夫を盛り込み、オーダーメイドの特別な一品が仕上がりました。
□ 長時間でも寛げる「立ち座り」と「機能性」を叶えたラウンジチェア
利用者さまが最も長い時間を過ごすチェアは、「食事のしやすさ」と「寛ぎやすさ」の両立がテーマでした。
そこでご提案したのが、身体を優しく包むラウンジチェア。ダイニング用ではゆったり寛ぐシーンには少し心もとない…ということで、サイズ的に一回り大きい、肘掛けの付いたラウンジタイプで絞り込みを行いました。
オーナー様からは「立ち座りがスムーズな回転式がいい」「皆さんが同じ条件で快適に過ごせるよう、色柄は揃えたい」というご要望をいただきました。回転式は動作的に不安があるのではないか?また、皆さんそれぞれの身長や体格差を考慮すると種類の異なる椅子があった方がいいのではないか?と思いご提案しましたが、日々現場で働く方からのリクエストを聞くと…自ずと納得です。やはり、そのお声には説得力がありますね。
チェアの張地には、お手入れのしやすさを第一に、ファブリック(布地)のような風合いを持ちながら、汚れに強い機能性レザーを採用。表面にエンボス加工が施された見た目の温かみと、毎日の実用性を兼ね備えた、満足度の高い仕上がりになりました。

□ お風呂上がりの時間を快適にする「身繕い用のドレッサー&チェア」
バスタイム後のひとときを心地よく過ごしていただくため、脱衣室には専用のドレッサーとチェアを設置しました。
コンパクトなスペースでもスッキリまとまるよう、シェルフ付きのミラーをコーディネート。機能的で清潔感のある空間が完成しました。

□ 限られたスペースを有効活用した、裏方を支える「事務室のワークスペース」
スタッフの方々が集中して作業できる事務室づくりも、大切なポイント。限られた面積の中に、必要な機能をギュッと凝縮しました。
・デスク: 相談室のミーティングテーブルや執務用のワークデスクも、空間に合わせ、ミニマムなオーダーサイズで仕立てました。
・ワーキングチェア: 細身でありながら身体に沿うラインと程よいクッション性で、長時間のデスクワークをサポート。
・収納家具: もともとあった壁と壁の間に、ほぼピッタリ納まる吊り戸棚を既製品よりセレクト。鍵付きが求められた書類キャビネットも、スッキリとした意匠性ながらリーズナブルな商品をご提案しました。



おわりに
空間の用途や、そこで過ごす「人」の動きに合わせた家具が入ることで、リノベーション後の空間は、はじめて“生きた場所”となります。
「リノベ*リンク」では、遊休不動産の利活用だけでなく、その空間にぴったり馴染む家具選びや、既製品では叶わないオーダーメイドのご相談も承っています。
「古い建物を活かしたいけれど、どんな家具を置けばいいか分からない」
「今のお部屋に合わせ、手持ちの家具を新調したい」
そんなお悩みをお持ちの方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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